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作られる老人

2019.06.06 Thursday


疲れるから来ないでいいよ!
一見すごく年寄り思いの言葉だ、しかしこの言葉ほど老人を追い込む言葉はない、

言い換えればもう役に立たないからいらないよ、と言われているのと同じことだ。

確かに歳をとれば、力もなくなるし、もたもた邪魔になるし、

若い人から見れば気を使わなければならないし。

年寄りは邪魔なそんざいでしかない、ということも理解できる。

ましてや口うるさい、とくれば若者の集まるイベントに年寄りは必要ないから、そんなときに、先にかけた言葉は実に都合の良い言葉だ。

老人は若者が作り出す。

除外された老人は仕方ないから1人畑仕事にでもせいを出すしかないのだ。

黙々と根元の草を抜き、土を耕し、虫のつかないように風通しを良くして、ただ黙って野菜と向き合うのだ。

野菜は決してもう来なくていいよなんて言わない、明日もまた水をかけてくださいと頼まれる。

歳をとるということはいずれ全ての若者に訪れる、そして一様に社会から疎外されていく。

いつか君たちにもこんな時がくるのだ。その時寂しくならないように、自分の居場所だけは作っておいた方がいいよ。

老人は若者によって作られる、

引きこもりということが問題になっているが、
自ら引きこもるのには何かわけがあるのだろう。
籠る生活は自らの気持ちから行うものだけではないようだ。
否応無しに籠らされる老人もまたいつか暴発するかも知れないということを自ら恐れ、
自分の居場所だけはしっかり確保しておくしかないようだ。

ふとそんなことを考えた。
一人暮らしの孤独な老人が誰にも看取られずに、死んでいた、なんて話が時々あるが、
多くの家族や親戚と一緒に暮らしていて幸せそうに死んでいった。

幸せだったかどうか、それはその老人にしかわからないことだ。

老人は若者によって作られる。

明日もまた、トマトと向き合うことにしよう、
一本具合の悪そうなトマトがある、仕方ないね、ずっと見守っているから、一つぐらい実を付けてみないか。

まだ元気な老人が見守っているから、やれるだけ頑張ってみたら!

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